お子さんが野球を始めた保護者の方へ①
今回からお子さんが野球を始めた保護者の方向けの記事を投稿していきたいと思います。
理学療法士としての観点からケガ予防、身体の使い方に重点を置いてお話をしていきます。
私は「ケガなく、楽しく野球をやる」をスローガンにしています。
まずは現在の学童野球の現状について少しお話をします。
学童野球の現状とは・・・
私は普段理学療法士として整形外科に勤務しており、さまざまな患者さんのリハビリを行っています。
その中に学童野球で肩・肘を痛めてしまい、リハビリを行っているお子さんが数名います。
いずれも近所の小学校にある学童チームに所属しておりポジション(守備位置)はバラバラです。
その子どもたちに共通していたのは指導者から適切なフォーム(投げ方)の指導を受けていないという点でした。
保護者の方にお話を伺うと指導者は「それぞれにあった投げ方があるからこちらから指導は行わない」と話していたそうです。
確かにフォームはプロ野球などを見ても人それぞれ違います。しかし、最低限の肩・肘に負担をかけない身体の使い方は絶対に必要です。複数名のケガ人を出しながらフォームの指導を行わない指導者など本当の指導者と呼べるのでしょうか?
私が保護者だったらそんなチームに子どもを任せたいとは到底思いません。
なぜ適切なフォーム指導が行われていないのか?
野球の場合指導者のライセンス(資格制度)がこれまではあまり必要とされていませんでした。
そのため、昭和のような根性論や感覚に頼った指導が現在でも普通に行われているのが現状です。
最近ではリトルシニア(小〜中学生の硬式野球)、高校野球の強豪校レベルとなると測定機器を用いてボールの回転や肩・肘への負担を数値化することも行われ始めています。
チームにも監督・コーチの他に理学療法士や柔道整復師などの国家資格を持つ方がトレーナーとして帯同していることも多くなってきました。
しかし、学童野球の場合チームの運営に費用をかけられないこともありいわゆる”お父さん監督”が指導を行っていることが多いです。この場合、学生時代に野球をやっていたお父さん方の経験に基づいた指導が行われます。野球の技術は日々進歩しており、10数年前の常識が今の非常識になっていることも多いです。指導者の資格を持っているというお父さん方はほとんどおらず、教え方がわからないということも多いと感じます。
そこから適切なフォーム指導が行われず、子どもたちがケガをすることに繋がっていると私は考えていいます。
どうしたら子どもの肩・肘のケガを防げるのか?
そのような現状からお子さんの身体を守るためにはどうしたら良いのか?
そのためには指導者に任せるだけでなく、保護者の方たちが知識を持つことが大切だと私は思います。
野球の経験がなくても身体のためにどんなことをしたら良いのか、どうすればケガのリスクを少なくして野球をできるのか。
そのためのお話を今後も定期的にしていきたいと思います。
ボールに触れる前のウォーミングアップから投球フォームを細かく分けて、気を付けるポイントを紹介していきます。
終わりに
実は私自身は本格的な野球経験はありません。子どもの頃から野球が大好きで中学から野球部に入ったのですが、指導者から適切な指導を受けられず肩を痛めてしまいそれ以降は他のスポーツをしてきました。私のような経験を子どもたちにはしてほしくないと思い、このような活動を始めました。
野球経験が少ない分、さまざまなスポーツの要素を取り入れた身体の使い方やトレーニング指導が行えるかと思います。
ブログの掲載と共にYouTube等での実際に動きを見せながらお話をしていきたいとも思っているので、ぜひ今後もよろしくお願いします。


